北星学園大学社会福祉学部の故白沢久一先生に、つたない私のノートを貸して欲しいと言われ、きょとんとしながら
お貸しした記憶は私のノートのとり方の原点でした。とても、光栄で嬉しい思い出です。
白沢先生の風貌は、一見変わった、おじさんという感じでした。
社会保障の授業は、強烈な印象となって残っています。
東京での生活保護行政に関わっていた先生は、もくもくと、ただただ歩き、耳で目で確かめるという学問をされていたように思います。
その後、産炭地を歩き、(データや過去の本を読んでひもといた学問と違い)現場を確かめながらの講義は血が通っていた講義であったと思います。
その教えがあって、現場から目をそむけた瞬間、私の福祉の道は断たれると思いこんできたのも、この時期の強烈な講義があってのことかもしれません。
現実を見て、確かめ、感じ、咀嚼をし、分析をし、データや文字に起こす。
ただ、それの繰り返しを行ってきました。
白沢先生は何十年たっても、心の師です。
コメントをお書きください
宮武正明 (木曜日, 14 6月 2018 07:46)
「白沢久一」では大変お世話になっています。
ご連絡しなければと思いながら、ご連絡が遅れて申し訳ありません。
来年5月11―12日北星学園大学で社会事業史学会が予定されていて参加します。
その前日10日等に白沢さんの本の読書会・語る会を開いていただけないでしょうか。
ずいぶん先の話で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
宮武正明 (木曜日, 09 5月 2019 12:14)
5/11-12北星学園大学にて社会事業史学会が開催されます。参加費が必要です。
5/11 14-16時のいずれかの30分、分科会で「白沢久一の遺産と継承(釧路・江戸川)」
北星で出会った2人の教育者城戸播太郎と留岡清男の生活教育論を福祉に取り入れた
生活力形成論について、報告します。
浅木裕子 (木曜日, 09 5月 2019 13:17)
宮武さま
お知らせありがとうございます。
参加したいのは山々ですが現在仕事の都合で参加が難しく大変申し訳ございませんが欠席させていただきます。
ご盛会をお祈りしております。